2014年6月13日金曜日

サミっちとお別れした日のこと

話が前後しますが、病気の経緯についてまとめる前に、今回はサミっちとお別れした5月31日(土)のことを書きたいと思います。
(写真は本文とは特に関係ありません)

(撮影:2012.12月)

5月下旬は状態の悪い日がしばらく続いていたのですが、5月30日、さらに悪化して夕方に急遽入院。
(散々お世話になっていた近所の病院ではなく、翌日CT・MRI検査を受ける予定だった、少しだけ遠い病院に入院しました)

翌朝早く面会に行く予定で、それに備えて寝入った頃の5月31日深夜2時すぎ、病院から電話。残念ながら息を引き取りました、と。

朝までの数時間、迎えに行くこともできません。
夫も私もサミっちの看病で連日の寝不足でしたが、そんな知らせの後ではとても眠れないだろう、と思いつつ… でも、泣き疲れてそのままウトウトできそうな気もして横になってみたり…

結局は2人とも一睡もできないまま、朝8時に病院へ。
駅へ向かう道すがら、夫と、
「取り乱したままバタバタと病院へ向かうより、少し落ち着く時間があって良かったのかも。きっと、サミがそうしてくれたんだね」
「サミは、仕事に差し障りのない土日を選んでくれたんだね」
などと話しました。

(撮影:2013.12月)

病院から家に連れ帰ってきて、ソファの上に寝かせ、身体を拭いてやりました。
何度も何度も撫でました。
それから5時間ほどそこで一緒に過ごしましたが、本当にただ眠ってるような、今にも動き出しそうなほど穏やかな寝顔でした。実際に何度も、シッポが動いたような、お腹が上下したような気がしました。

がっちゃんも、何度も見てました。時には遠巻きに、時には顔を近づけて覗き込んでました。
その度に「がっちゃんは、何か分かるのかなぁ?」と夫と話してました。

(撮影:2014.3月)

私も夫も全く初めてのことでしたが、まずは一番近い葬祭センターに電話。すると、今日・明日は予約がいっぱいとのこと。
次に電話した所も、同じく「今日・明日は空きがない」と。
さらに電話した隣市の葬祭センターで、やっと「今日の午後3時なら空いてます」と言われ、ホッと胸を撫で下ろしました。

その葬祭センターでは、骨壷は売ってるが、棺のようなものは用意してない、と。
紙や布の袋でも良いと言われましたが、やはり箱に入れてあげたく、急遽、箱探し。
たまたま、丁度良い大きさで蓋も付いた箱が見つかり、タオルを敷いて寝かせてやりました。

サミっちは最後の方は思うように食べられず、元々スリムだったのに更に痩せ細ってしまったので、カリカリを沢山持たせてやろうと、紙を折って簡単な箱を2つ作り、その中に3種類のカリカリをたっぷり入れました。

プラスチックなどはNGとのことで猫じゃらしは入れませんでしたが、一番お気に入りだったヒモは綿素材だったので入れました。
最後にこのヒモで遊ぶ元気があったのはいつだったっけ…と思いながら…。

突然のことで、もちろん何の用意もしてませんでしたが、わりとゆっくりきちんとお別れの準備ができました。

(撮影:2014.3月)

また、この4ヶ月間、何度電話したか何度足を運んだか分からない近所の獣医にも、電話してご報告。

そして午後2時頃、家を出て葬祭センターへ。タクシーで30分程でした。
行政の施設でしたがとても立派で、職員の方々も心をこめて対応して下さいました。

拾骨。私はサミっちの背中の背骨のゴツゴツを撫でるのが好きだったので、背骨を拾うときは特に「これがあの背骨かぁ…」と思いました。
また、「大抵、歯は残るんですが、残りませんでしたね」と言われました。

(撮影:2012年12月)

とても暑い日で、「私は暑いのニガテだけど、でも天気が良い日でよかったね」と話しながら帰ってきました。

2人とも寝不足でフラフラでしたが、帰り道にある店に1件だけ寄り、サミっちの写真を飾るためのフォトフレームを探しました。が、気に入ったものは無く、その日は買わずに帰宅。

そんな、長い長い1日でした。

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6 件のコメント:

がん さんのコメント...

サミちゃん、かわいい子でしたね。
なで肩なトコとか、
立ったまま寝ちゃうトコとか、
キレイな瞳とか、
サビ柄とか、
全部好きでした。

最後まで大切に大切にしてもらえて
うれしかったことでしょう。

きっと、天国から見守ってくれて
いると思います。

「てくこ」 さんのコメント...

コメントありがとうごさいます

----- がん さんへ -----

あたたかいお言葉、ありがとうございます。

サミはなで肩なんですね! 気付きませんでした(笑)。
そうそう、立ったまま(まぁ“お座り”ですが)寝ちゃうのは、よくやってました。
細かいところまで見ていただいてて嬉しいです。

なんとなく・・・ お別れした日のことをちゃんと書き記しておいてあげないといけないような気がしたんです。
病気の記録をとってると、人間の記憶の曖昧さを実感しましたし。
また、亡くなった後、自分のブログの数年前の記事を読み返したりして、意外と忘れてることもあって少し驚いたりしたので。
憶えているうちにきちんと書けてよかったです。

病気の経緯の方もまとめて記事にしたいと思いつつ…、最後のほうは特に苦しそうだったので、まだその辺を思い出すのはツラくて、なかなか書けないでいるんですけどね…。

匿名 さんのコメント...

はじめまして、桜花と申します。
『サミっち』ちゃん、可愛い猫さんでしたね。大切な大切な家族を失い、悲しみも深い事と思います。私も3年前に16年暮らしたサビの『うぐいす』と今年の5月に10年暮らした茶トラの『きなこ』を失いました。

この記事を読んで、2匹の失った家族の事を思い出して、涙がこぼれました。
今はまだ悲しみの方が、大きいと思いますが、時間の経過と共に、懐かしく思い出せるようになりますから、今は悲しい気持ちを我慢せずに、猫ちゃんの事を思って泣いてあげて下さい。

私の家には今、もうすぐ1歳になるサビ猫の『アズキ』がいて、悲しんでばかりもいられません(苦笑)

どうしても、動物の寿命は人間より短く、先に天国に旅立ってしまいますが、たくさんの幸せを分けてくれた思います。これからも、たくさんの猫ちゃんを愛してあげて下さい。

初めてなのに、長々と失礼いたしました。


桜花

「てくこ」 さんのコメント...

コメントありがとうごさいます

----- 桜花 さんへ -----

初めまして。
あたたかいコメントを残していただき、ありがとうございます。

時間の経過と共に懐かしく思い出せるようになるんですね。
今も、楽しかったこと・可愛かった様などを思い出すのはいいのですが、苦しんでた様子をふいに思い出してしまうと、たまらない気持ちになります… これも段々ラクになっていくのでしょうかね。。
『きなこ』ちゃん、今年の5月ならまだまだお辛いことと思います。お悔やみ申し上げます。

人間の寿命より短いのは仕方ないですが、こんなに若くして逝ってしまうなんて、もう一匹の猫より早く逝ってしまうなんて、思ってもみませんでした。

おっしゃる通り、たくさんの幸せをもらいました。
あの子の方も、少しでも幸せを感じてくれたことを願うばかりです。

hyakka さんのコメント...

大変ご無沙汰しております。
(ご無沙汰しすぎて、覚えてらっしゃらないのではないか…と少々心配です。サビ猫銀の飼い主です)

遅ればせながら、サミちゃんの訃報を目にし、ブログを拝見しに参りました。

6歳…早い旅立ちでしたね。
言葉もありません。
ただただ、病気が憎いです。

サミちゃんのご冥福をお祈りいたします。

「てくこ」 さんのコメント...

コメントありがとうごさいます

----- hyakka さんへ -----

お久しぶりです! とっても可愛い銀ちゃんも、hyakkaさんも、覚えていますよ~。
こちらこそ大変ご無沙汰していてごめんなさい。

サミにお言葉をいただきとても嬉しいです。ありがとうございます。

本当に、早すぎる旅立ちでした…。
でも、少しだけ心の準備をする時間をもらっていたので、何とか頑張って受け止めています。

サミはもう苦しみのない世界で、頻繁な投薬や、通院や入院に怯えることもなく、楽しく過ごしていると思います。